SONY TV LENS 1:1.7/16mm

with Panasonic LUMIX G3

ここにいたこと / a memento of my stay here

【写真1】
Cマウントレンズ・サンプル画像

ISO160 分割測光 絞り優先AE F1.7開放(絞り無し) 1/800 +2.66EV 縦位置撮影

【写真2】
ソニーテレビ用レンズ・サンプル画像

ISO160 分割測光 絞り優先AE F1.7開放(絞り無し) 1/800 +2.66EV 縦位置撮影

【写真3】
ソニー製Cマウントレンズ・サンプル画像

ISO160 分割測光 絞り優先AE F1.7開放(絞り無し) 1/4000 -1.00EV


なつかしく写るレンズ

レンズ選びとネットオークションには中毒性がある。その2つが組み合わさった、ネットオークションによる中古レンズ購入はかなり強力で、私もいろんなレンズに手を出しました。
ソニー製Cマウントレンズが出品されているのを見つけて(詳しい人には珍しくないのかもしれないが)、「これは珍品だ! 手に入れるしかない!」という思いで落札したのがこのレンズ。

マウントアダプター経由でNEXに取り付ければボディ・レンズ共にSONYになり、なかなかマニアックでよろしいと期待したが、イメージサークルが小さく余白ならぬ余黒が多すぎて無駄を感じる。
ひとまわりフォーマットの小さなMFT(マイクロフォーサーズ)のパナソニック・ルミックスG3に取り付けてみたところ、まだイメージサークルは足りないものの、だいぶましになりました。

1枚写して感動したのは「なつかしい写真が撮れる!」ことだった。私が幼い頃には、まだまだ「高性能でないカメラ」がたくさんあった。父の弟(つまり叔父)が当時まだ独身で同居していて、幼い私をときどきカメラで撮ってくれたが、できあがった写真を見ると、ピンボケだったり、フレア(光線もれ?)で画面が半分くらい真っ白、ということが何度かあった。
そういった、21世紀の現在となっては撮影することが困難な写真が、いとも簡単に撮れるのである!

そんな「なつかしく写るレンズ」であるが、実際にたくさん撮ってみると、なかにはそれほどなつかしさを感じない写真もある。
「なつかしく感じる写真」と「なつかしく感じない写真」を見比べて分析するうちに、「なつかしく感じるための要素」を(複数)発見しました。これらの要素が含まれれば、写真を「なつかしく」感じるわけです。

では、その「要素」とは何か?
残念ながら、今ここでは「非公開」とさせていただきます。多分、この「なつかしく感じる要素」は、人間の視覚や脳の働きなどと結びついた根拠のあるものだと思う。

「なつかしく感じる写真」とは別に、「いい写真」(良いと感じる写真)になるための要素というのも、きっとあるわけである。それに気づいたり、明確に自覚はしていなくても感覚的にそういった写真を撮れる人が、腕の良い撮り手なのだろう。

【写真4】
sony・サンプル画像

ISO160 分割測光 絞り優先AE F1.7開放(絞り無し) 1/4000 -0.33EV


使用したレンズは中古で、表面に深いこすりキズがあります。またフランジバックの具合で【写真1】【写真2】は後ピンです。したがって、掲載した作例写真では、本来のレンズ性能は出ていないものと思われます。

(撮影2013/12 公開2014/08/28 更新2014/12/12)