SONY Vario-Sonnar T* DT 16-80mm
SONY α55/α37
日の丸 / Hinomaru; in the center
【写真1】
α55 24mm ISO200 分割測光 絞り優先AE f8.0 1/800 -0.7EV
「ツアイスの青」と呼ばれる空の青さ。「こってり」と表現される色彩(赤)。
【写真2】
α37 75mm ISO800 分割測光 絞り優先AE f9.0 1/320 +0.3EV
α37のコンティニアスAFでピントぴったり。
【写真2】の等倍切り出し画像
よろしいのではないでしょうか。
【写真3】
α37 40mm ISO100 分割測光 絞り優先AE f4.5開放 1/1250 ±0EV
違和感のないボケ。
思わぬピンボケで評価を落としている名レンズ?
ソニーα55のキットレンズDT 18-55mm(初期型)はシャープだったが、フレアに弱く、できあがった写真のどんよりとした画像を目にして、がっかりすることがたびたび。
また私は35mm判フィルムカメラでは24mm始まりの標準ズームを常用してきたので、換算28mm始まりのDT18-55mmは「もう少し後ろに下がりたい」と感じることがたびたびありました。
そこで、換算24mm始まりのバリオゾナーT* DT 16-80mmを2012年に購入しました。DT 16-80mmは「ツアイス」ブランドであり、(一応)高級レンズ、ということになっています。解像度が高い、逆光に強い、色がこってりしていて(好みにもよるが)良い、といった評判のレンズです。APS-C用標準ズームでは全メーカーの中で最高レベル、という評価も目にしたことがあります。
そういった良い評価の一方で、「期待はずれ」「いまひとつ」といった声もネット上にはあり、「個体差が大きいのではないか」つまり製造精度のバラつきなどによって「あたりはずれ」があるのではないか、という声を目にすることも多いレンズでした。
私も「いまひとつだなあ」と思うことがたびたびあったのですが、いろいろ確認したところオートフォーカスでは厳密にピントが合わないケースがあるようです。低評価のうちには(撮影者が明確には自覚していない)ピンボケがあるのではないだろうか。
このページの写真のように、ピントが合っていれば申し分ないです。
(片ボケの指摘もあり、それについては全群繰り出しのこのレンズでは、ありうるかもしれません。このページの写真のように、主要な被写体が画面の中央付近にある、いわゆる「日の丸構図」では、片ボケはわかりにくいかもしれません)
(公開2014/09/22)