SONY Vario-Sonnar T* DT 16-80mm

自分流 / My Own Way

【写真1】
SONY DT 16-80mm作例写真

16mm ISO200 分割測光 プログラムAE f10 1/80 +0.7EV ボディはα55[レンズ収差補正機能無し]
後方の屋根や木の枝をはじめ、画面に色収差を感じる。

【写真2】
バリオゾナー16-80mm作例写真

30mm ISO800 分割測光 プログラムAE f10 1/320 +1.7EV ボディはα37[レンズ収差補正機能ON]
遠方の木を見ても色収差を感じない。

【写真1】の等倍切り出し画像 [レンズ収差補正機能無し]
色収差のある写真

やや色収差あり。しかし、35mm判換算24mmズーム広角端であり、
フイルムカメラ時代の24mmならば、この程度に収まっていれば優秀なレンズ。

【写真2】の等倍切り出し画像 [レンズ収差補正機能ON]
色収差のない写真・1

色収差無し。写真1とは焦点距離が違うので厳密な比較にはならないが、電子補正が効いていることを感じさせる。


-SONY α55/α37撮り比べ・レンズ収差補正の有無-

ボディで描写は改善するか?

DT 16-80mmをα55で使用すると色収差を感じるケースがありました。結局、それはα37で解決しました。

α55は小型ボディに(当時の)高画素(1600万画素)センサーをはじめ最新技術を詰め込み、評価の高いカメラでした。 その後、α57やα58が発売され型番だけ見るとα55の後継機ようですがボディサイズが異なっていて別の機種です。

じつは、後に入門機として発売されたα37が、α55の真の後継機と呼べる機種です。ボディサイズがほぼ同じです。改善点がいくつかあり、私が注目したのは、電子的なレンズ収差補正機能が追加になったことでした。湾曲収差、周辺減光、色収差が補正されます。
そこでα37を購入しました。
その結果、色収差が大幅に低減しました。これによってDT 16-80mmの描写が、だいぶすっきりしました。湾曲収差が補正されるのも、建物など直線のある被写体を撮るときに安心できます。

α55は3台持っていましたが(現場でのレンズ交換を避けたいので)、のちに3台ともα37に買い替えました。 α55の人気は高くそれなりの値段で売れ、α37は入門機扱いだったのでたいへん安く、トータルではごくわずかな差額でα55からα37に入れ替えることができました。α37は隠れた名機です。(つづくかもしれない)

(公開2014/08/29)